医師としてのキャリアプランについて考えてみた①

先日、同僚との話の中で、キャリアプランについての話題が出ました。
30代もしばらく経って子どもも生まれ、医師としてどんな働き方をしていくのかそろそろ考える時期になってきたなぁ。

今後のキャリアプランについて、ふわっと考えたことを備忘録的に書いてみます。

そもそも人生で何を大事にするのか

プライベート(家族や自分の時間)>仕事なのが大前提。
仕事にやりがいを感じる場面も少なくはありませんが、「家族のために仕事をして稼いでいる」という意識が根強いのです。

各方面からお叱りを受けるかもしれませんが、理想は9時〜17時の定時上がりで、時間外業務や当直などの当番も可能な限り遠慮したいところ。

みずきち
早い時間に帰って子どもと食べる夕食は、やはりいいものです。

今後、長年にわたってこの生活を続けるためには、

  • 臨床の専門性を高めて、専門外来メインで働く
  • 一般診療をするにしても、条件に合った施設を自分で探して就職する
  • 開業する

という形になってきそうです。

どんな仕事をしたいのか

臨床?研究?

研究(アカデミック)の道は学生の頃からも考えておらず、臨床でやっていくつもりです。
時々論文なんか書いてみるにしても、ちょっとしたCase Reportか単施設の臨床研究ぐらいかな。

大学病院の先生と仕事をすると、いわゆる「リサーチマインド」というものの熱量に圧倒され、すこし憧れてしまいます。
「研究やろうよ!」と誘われると、うっかり「いいですね!」と言ってしまいそうになる自分もいますが…
この憧れというのも、一過性のものであることは常々自覚しています。

なんといっても、「大学で臨床をやりながら研究も」となると、ライフワークバランスが相当厳しいものになりそう。
その先生も、一日の4分の3は大学にいて、自宅には寝るだけのために戻っているそう。お子さんもいらっしゃるのに、本当に頭が下がります…

その先生は、お仕事も好きで、使命感もあってそういう仕事をされているはずです。
ただ、ぼくの体力ではその働き方は現実的ではありません。

地元?他の地域?

専門性を高めるためのスキルアップを目指すのであれば、やはり症例の集まる施設に行くのがベストでしょう。
専門医などの資格取得のためには、特定の施設で数年間研修をする必要がある場合も多いです。

ぼくは現在、小児科専門医を取得して、その後のサブスペシャリティを目指している段階です。
具体的な専門性にもよりますが、ぼくの目指す分野では、研鑽をつめる施設が都市部に集中しています。

実のところ、住む土地にこだわりはありません。
ただし、遠方への赴任となると、医局との話し合いが必要になります。

勤務医?開業医?

これまでいくつかの施設で仕事をしてきて、ぼくが感じたこと。

勤務医であることのメリット

  • 自分が休まざるを得ない状況でも、誰かがカバーに入れる
  • 仕事量が少なくても給料は一定
  • 他の医師と相談しやすい

勤務医であることのデメリット

  • 他の人のカバーに入らざるを得ない
  • 他の人との仕事の負担のバランスは自分で決められない
  • 経営側から振られた仕事は断りづらい
みずきち
率直に言って、どうしてもデメリットを実感する場面の方が多いです。

このあたりは働き方改革や男女医師の働き方の話題になってしまうので、ここでは詳しい言及は避けます。

要するに、「自分の働き方を自分でコントロールできない」のがイヤなんですね。

医局との関係

これまで考えてきた、働く場所、仕事内容、勤務医か開業医かということについて、どうしても医局や所属医師との関係を気にしなければいけなくなります。

人事の兼ね合いで希望の施設で勤務できなかったり、赴任予定が直前で変更になったり…
これも、「他人の都合で自分の働き方に影響が出てしまう」=「自分の働き方を自分でコントロールできない」部分です。

医局についてのぼくの考えは、また別の記事にしてみるつもりです。

数年先の自分のビジョンを考える?

医師に限らず、キャリアプランを考えるうえでは「数年後、どういうふうに働いていたいのか」を言語化しておくことが勧められているようです。

ふと思い出したのが、若い頃に読んだこの本。
同じ小児科として興味を惹かれたのを覚えています。
曖昧ですが、研究にかなり邁進された先生の著作であったと思います。

進路(とくにアカデミックを志す場合)が明確ならば、あとはステップを積み重ねていくだけなのでビジョンも作りやすいでしょう。
ただぼくの場合は、ふわっと「勤務医でやっていこうかな?」ぐらいしか考えていないので、進路についてもなんとなくの選択肢を想像するにとどまってしまいます。

まとめ。といっても、いまのところまとまらず

とりとめもない文章になってしまいました。

書いていて思いましたが、これまでのキャリア自体もわりと出たとこ勝負で積み重ねてきたながらに不満がないのです。
おおまかな方向性だけ決めておいてあとは成り行きに任せる形になりそうです。

ただ、キャリア形成について、いろいろな視点での考え方を知っておくのはとてもいいことだと思います。
自分なりの考え方しかないと、将来像について違う考え方を持っている先生と話す時に地雷を踏みかねません。
それこそ、ガツガツ働くつもりの先生の前で「プライベートが大事なんですよね」なんて口が裂けても言えません。

今回紹介した本も、医師のキャリアについて書いてある数少ない本のひとつです。
自分の考え方に取り入れるかどうかは置いておいて、「こういうキャリアの先生もいるんだな」と思えるだけでも悪くないでしょう。

みずきち
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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