【英文でCase Reportを書いてみる】どのパートから書き始めるか②

このシリーズでは、ぼく自身がCase Reportを作成した道のりを記事にしました。
指導医からのアドバイスや参考にした情報なども紹介しています。
ぼく自身、論文を書き慣れているわけではまったくありません。
いろいろと回り道をしていますが、みなさんがCase Reportを書くうえで参考になる部分があれば嬉しいです。

Case Reportをどのパートから書き始めるか

前回の記事でも紹介しましたが、書く順番のコツは:
Case Reportを書く時は、はじめから順番に手をつけるのではなく、特定のパートから書き始める方がよい」。

  1. 図表とその説明(Figure, Figure legend)
  2. 症例経過の本文(Case Presentation)
  3. はじめに(Introduction)
  4. 考察、謝辞(Discussion, Acknowledgement)
  5. 要旨(Abstract)
  6. 参考文献(References)
  7. 表題(Title page)
  8. 編集者への手紙(Cover letter)

論文作成ABC:うまいケースレポート作成のコツ』でも、同様の解説がされています。

論文作成ABC:うまいケースレポート作成のコツ

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Case Reportの各パートを書くときの流れ②

前回の記事に続いて、各パートを書くときの流れを解説します。

要旨(Abstract)

本文がしっかり完成していれば、内容をまとめるのに苦労はしないでしょう。
Abstractは、制限単語数いっぱいまで書くほうが好ましいそうです。
本文と同じように短ければ短いほどいいのだと思っていましたが、ここに関してはできるだけ簡潔に情報を詰め込んだ方が良いようですね。

参考文献(References)

論文管理ソフトのReferences自動挿入機能を使ってしまいましょう。

無料の論文管理ソフトのなかでも、Mendeleyがオススメです。
Mendeleyの導入方法などは、こちらの記事で解説しています。

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表題(Title page)

Title pageは、その通り、投稿するときの表紙になるページです。

  • Case Reportの題名
  • 著者一覧と所属施設名
  • Corresponding authorの名前と連絡先
  • 本文の文字数
  • 図や表の数
  • Short running title
  • キーワード

などを書くのが一般的です。詳しくは投稿規定を確認してみてください。

『Corresponding author』など、馴染みのない用語については別記事で解説します。

編集者への手紙(Cover letter)

Cover letterとは、編集者に宛てて論文の内容をアピールするものです。

「こんな論文を書きました、こういう点がアピールポイントです、ぜひ掲載してください!」というようなことを書きます。

「Dear 〜」のように、英語圏のメールマナーに従って書かなければいけないので、慣れないうちは意外とストレスになる部分です。
逆に言えば、慣れてしまえば形式に沿って書くだけのパートでもあります。

みずきち
ぼくはいまだに慣れなくて、投稿するときは特にこのCover letter部分に間違いがないかドキドキしています。

ぼくが英語論文を初投稿していた当時、Cover letterがどんなものかまったくイメージができませんでした。
上級医に頼んで、過去に別雑誌に投稿したものをサンプルとしてもらっていました。

英文校正サービスであれば、Cover letterの作成まで行ってくれるプランもあります。
英文校正サービスについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。

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Case Reportの各パートは、手をつけるべき順番で書く!

とりあえず頭から順番に書いていく、というのはあまり効率の良いやり方ではありません。

今回の記事と前回の記事で紹介した内容を参考に、手をつける順番を意識して原稿を書いてみましょう。

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