【英文でCase Reportを書いてみる】はじめに

このシリーズでは、ぼく自身がCase Reportを作成した道のりを記事にしました。
指導医からのアドバイスや参考にした情報なども紹介しています。
ぼく自身、論文を書き慣れているわけではまったくありません。
いろいろと回り道をしていますが、みなさんがCase Reportを書くうえで参考になる部分があれば嬉しいです。

ぼく自身のアカデミックレベルについて

まずは、ぼくの学術活動についての経験を簡単にご紹介。

  • Case Reportを書き上げた経験は1本のみ。
    ロクに症例報告も書いたことがないのに、調子に乗って英文でCase Reportを書き始めた。
    すぐに後悔し、校正の嵐の中泣きながら書き切る。1年半かけてやっと1本アクセプト(指導医の先生に本当に感謝しています)。
  • Research Articleなんてもちろん書いたことはなくて、統計もちんぷんかんぷん。
  • 学会発表は地方会規模のものを何回か。
  • 英語:TOEIC 900点。文法で無理やり得点を稼いで、Speakingはさっぱり。文章はほとんど書いたことがない。
    なんちゃって海外留学でもホテルの部屋に引きこもり。

惨憺たるスタートですね。ここから紆余曲折あるでしょうが、論文を形にしていきます。

DeepL』や『英文校正サービス』がかなり便利であることに、1本目作成のときに気づきました。
今回も積極的に使用しています。

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そもそもCase Reportになる症例なのかを再考

「そのCase Reportを掲載するメリット」について、ジャーナル側にもアピールしないといけません。

必死になって論文を完成させても、過去の報告と要旨が被っていたり、真新しさがなかったりするとアクセプトしてもらえないみたいことも多いようです。

「おんなじような話はもう他の人が書いたんだけどね…。」と思いながら論文を書くのも気が滅入りますよねぇ。

経験豊富な先生なら、適切な症例にはピンときて「この症例でCase Reportが書けるかも」と気づくのでしょうが…。

今回Case Reportにする症例について

詳しくは書きませんが、比較的専門性の高い疾患で、新たに使われ始めた薬剤についての症例報告です。

新規性(アピールポイント)はバッチリですが、他に似たような症例報告が出始めているので時間勝負かもしれません。

同じような報告がないか、下調べ

疾患名やキーワードをPubMedで検索し、ヒットした文献をざっと20本ぐらいダウンロード。

あとは片っ端から読んでいきます。

最初のうちはIntroductionやDiscussionを読むのにも時間がかかるんですが、『DeepL』の力を借りつつ読み進めます。

5-6本ぐらい読むと、だいたいどれも同じような話をしている部分が出てきます。
また、特定の文献が繰り返し引用されていたりするので、それも追加でダウンロード。

今回ののCase Report作成時には、指導医の先生に「関連する論文を30本読みましょう」と言われました。
「ゲゲッ」と思ったものですが、確かにまずはとにかく数を読んでみると、いろいろわかることがあるものです。

次回は投稿先の選定について。

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