仕事やプライベートを問わず、iPadを使っている先生が多くなってきています。
特に医学生で、iPadにスタイラスペンで書き込みをして勉強をしている方をよく見かけます。
デジタルネイティブというやつでしょうか。
ぼくも試しにスタイラスペンを使い始めたのですが、これがなかなか便利なんです。
「ガッツリiPadで勉強する」という先生でなくても、スタイラスペンを一本持っておくと、ふとメモ書きをしたい時などに役立ちますよ。
スタイラスペンといっても、純正の『Apple Pencil』をいきなり買う必要はないと思います。
まずは手頃な価格のものから始めてみましょう。
この記事では、ぼくが実際にスタイラスペンを使うiPadアプリを紹介しながら、オススメの『KINGONE スタイラスペン』について解説しています。
この記事はこんな方に役立ちます!
- iPadはあるけど、ペン型デバイスで書き込みをしたことはない
- iPadでメモを取ったり、勉強をしたりするのに興味がある
- Apple Pencilは価格が高すぎて手を出しにくいと思っている
医師にオススメのiPadアプリ×スタイラスペン
GoodNotes 5
iPadで使える電子ノートアプリで1、2を争うほどメジャーなGoodNotes 5。
医学生だけでなく、医師になってからもGoodNotes 5で勉強ノートを作っている先生は多いみたいです。
ぼくは医学の勉強だけでなく、自作のスケジュール帳をGoodNotes 5で作成して管理しています。
iPadの待ち受けにToDoリストとして表示できるようにもデザインしているのでオススメです!
GoodNotes 5でのスケジュール帳作成について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
Papership
論文を読むとき、メモを書き込みながら読みたい!
でも、紙に印刷すると無くしてしまったり、読もうと思ったときに手元になかったり。
論文にとりかかる初動が遅れてばかりでした。
iPadのPapershipで論文を読むようにすれば、そんな悩みも一発解決です。
パソコンで論文データを管理しながら、iPadで論文を読み、書き込みもできる。
積読していた論文、「いつかやらなきゃ…」に気軽に手が届くようになりますよ。
Papershipについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。
2023年9月現在、『Papership』と『Mendeley』をうまく同期できないとのコメントをいただきました。両アプリとも開発元のサポートが不十分である可能性があり、本記事の内容に基づいたデータ管理およびアプリ・デバイスその他の購入[…]
PDF Expert
医学書を医局の机に積み上げるのではなく、パソコンとタブレットで管理している先生も多くなってきました。
PDF化した医学書や資料をiPadで管理・閲覧するのにピッタリなのがPDF Expert。
クラウドストレージにデータを保存しておけば、パソコンでもiPadでも、好きなデバイスから医学書を読めます。
PDF Expertでは、スタイラスペンでPDFデータに書き込みができます。
読んでいて思いついたことなどガンガン書き込んでいきましょう。
紙の医学書だと「あとあと消したくなったらどうしよう…」なんて悩んでしまいます。
電子化しておけば、バックアップデータからきれいなページを簡単に復元できるので、気にする必要がありません。
PDF Expertについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。
iPadで医学書や資料を読んでいる先生も多いのではないでしょうか。ぼくもiPadに医学書のPDFデータを入れて、じっくり読んだり、調べ物に使ったりしています。ぼくが使っているPDFビューワーは、『PDF Expert』。[…]
スクリーンショット
ぼくはiPadでネット記事やSNSなどを読む中で、気になる情報があるとスクリーンショットを撮っています。
けれど、ただスクショを残すだけだと、後から見返した時に「なんで撮ったんだっけ…?」と思い出せなくなりがち。
スタイラスペンがあれば、スクショを撮った時点でメモ書きを追加できます。
KINGONE スタイラスペンを選ぶ理由
なんといっても、安い!
純正のApple Pencil(第2世代)は19880円(2022年10月現在)。
もちろん値段に見合った高機能なのですが、いきなり買うにはハードルが高い…
いっぽう、KINGONEのスタイラスペンなら2294円です。
「とりあえずお試しで買ってみる」のにも、手が届きやすい価格ですね。
書き心地も悪くない
ペンとしての書き心地は全く問題ありません。
iPadの保護フィルムで好みのものを選べば、よりストレスフリーな使用感になるはずです。
ぼくの場合、スベスベよりは紙のような書き心地が好みなので、iPadの保護フィルムはペーパーライクフィルムを使っています。
紙に書いている感覚と全く同じではありませんが、適度な摩擦感があり、書き心地はとても気に入っています。
自動スリープ機能
KINGONEのスタイラスペンは、5分間放置すると自動スリープしてくれます。
電源の切り忘れを防止でき、バッテリーの節約になります。
いちいちスイッチをオフにする必要がないので、普通のペンと同じように描き終わったらポイっとほうっておけます。
iPadにくっつく
マグネットが内蔵されているので、iPadの側面にくっつけて持ち運べます。
ただし個人的には、下のような理由からあまり実用的ではないと感じています。
- そこまで強く引っ付くわけではないので、カバンの中で外れる
- マグネット式のiPadカバーを使っているとひっつけられない
- スタイラスペンのグリップを装着しているとひっつけられない
ぼくはマグネット式iPadカバーも、ペングリップも使っているので、iPadにスタイラスペンをくっつけて持ち運ぶことはできません。
けれど実際は、そこまで不便ではありません。普通のペンを持ち運ぶのと同じ感覚で持ち歩いています。
KINGONE スタイラスペンの悪い点
筆圧感知機能がない
Apple Pencilでは筆圧に応じて線の太さを変えられる「筆圧感知機能」がありますが、KINGONEのスタイラスペンにその機能はありません。
(ペンの傾きで太さが変わる「傾き感知機能」は、このスタイラスペンにも搭載されています)
イラスト作成などで細やかな線を描きたい方には物足りなさそうです。
もちろん、手書きのノート作成をするだけならまったく問題ありません!
ワイヤレス充電ではない
KINGONEのスタイラスペンは充電のためにUSB-Cケーブルを接続する必要があります。
Apple PencilならiPadにひっつけるだけで充電できるので、お手軽さではやや劣ります。
充電のたびにいちいちケーブルを差し込むのはめんどくさい…
それを解決してくれるのがマグネット充電ケーブルと併用する方法です!
マグネットの充電端子をスタイラスペンに挿しっぱなしにして、充電したい時にはパチンとケーブルに引っつけるだけ。
スムーズに充電できるようになるのでオススメ。
マグネットケーブルについては、こちらの記事で解説しています。
便利グッズをいくつか買い集める中で、充電ケーブルの数が増えてくるのにうんざりしていました。そんなときに見つけたのが、マグネット充電ケーブル。他のこまごまとしたデバイスの充電にはもってこいでした。今回は、マグネット充電ケー[…]
iPadがあるなら、とりあえず一本持っておこう
この記事では、KINGONEのスタイラスペンについて解説してきました。
- iPadをより便利に使うならスタイラスペンは必須
- KINGONEのスタイラスペンは2000円台とお手頃
- マグネット充電ケーブルと組み合わせるとさらに使い勝手がよくなる
「iPadで文字や簡単な図を書くだけ」なら、このスタイラスペンで十分です。
値段も手頃で充電時間や使い勝手にも全く問題がありません。
iPadを持っている先生なら、とりあえず一本持っておいて損はありません。
使い始めてみると、意外と役立つことに気づくはずです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
iPadを持っている先生を見かける機会も増えてきました。そんな中でも、「臨床医の仕事でどう使っていいかわからないな...」という先生は多いのではないでしょうか?「仕事をなんでもかんでもiPadでやろうとして、結局うまくいかな[…]